（2024年9月30日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

2023年6月に採択された「EUとラテンアメリカ・カリブ海諸国の関係における新規課題に関する共同コミュニケ」や、2023年7月に開催された8年ぶりのEU・CELAC首脳会議を通じて、EUとラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体（CELAC）の関係は新たな勢いを増している。

2023年11月、研究・イノベーション総局（DGRTD）は、「EU-CELAC研究・イノベーション共同イニシアチブ」の幹部会議を主催した。同会議の成果の1つは、2020年に最初に作成された既存の「EU-CELAC R&I戦略ロードマップ」を改訂することで合意したことである。このロードマップは、グローバルな課題、研究インフラ、人材育成、イノベーションという4つの柱を中心に構成されている。

この枠組みの中で、今年、「EU-LACイノベーション協力イニシアチブ」と称するプロジェクトが開始された。その目的は、a) 欧州、ラテンアメリカ、カリブ海諸国のイノベータを結集して、持続可能な開発の共通課題の解決策について協力させること、b) LAC地域におけるEU関連イノベータの存在を構築することである。

この取り組みの一環として、両大陸のスタートアップ・インキュベーターとアクセラレーターのネットワークが8月にボゴタで立ち上げられた。

[DW編集局]