2020年7月に国務院が発表した「国家ハイテクパークの高い発展への意見」にもとづき、2024年9月4日に工業情報化部が修正した「国家ハイテクパーク総合評価システム」の項目ごとの配点とその詳細は下記のとおり。

◇高い発展のための品質と効率：15点（8項目）

　▽地域のGDPに占める付加価値額、▽製造業・関連企業の売上高、▽付加価値率、▽当期純利益、▽管理委員会の財務力、▽用地1単位当たりの付加価値額、▽労働生産性伸び率、▽研究開発型企業の売上高比率

◇科学技術イノベーションと技術移転：20点（8項目）

　▽国家級・省級研究機関数、▽研究者比率、▽売上高に対する研究開発費率、▽従業員1万人あたりの特許取得件数、▽ベンチャーキャピタルから資金提供を受けた企業数、▽年商5億元・研究開発費率5%以上の企業数、▽従業員1人あたりの技術契約額、▽技術成果の移転状況

◇産業競争力：20点（8項目）

　▽ハイテク製造業の付加価値率、▽戦略的新興産業の売上高比率、▽ハイテクサービス業の売上高比率、▽技術で特徴ある製造業の売上高、▽大卒以上の従業員比率、▽新規優良企業数、▽企業の利益率、▽所有有効特許件数

◇スマート化、グリーン化：15点（6項目）

　▽消費エネルギー増加率、▽二酸化炭素排出量増加率、▽緑化率、▽デジタル関連企業の売上高比率、▽企業のデジタル化進展率、▽グリーン化・デジタル化・スマート化への転換状況

◇国際化：15点（6項目）

　▽海外に研究開発機関を設けた企業数、▽産学連携支出額の売上高比率、▽外国人・留学帰国者の割合、▽ハイテク企業の輸出比率、▽海外直接投資額、▽新規外資導入額

◇イノベーションと起業のためのビジネス環境：15点（7項目）

　▽新規登記企業数、▽新規インキュベータ数、▽新規科学技術・イノベーション型企業数、▽1万人当たりの病院・学校数、▽新規従業員数、▽付加価値額に占める従業員の賃金収入の割合、▽ガバナンス・マネジメント改善状況

　上記の配点合計で100点となるが、労働災害、環境汚染、コンプライアンス違反が明らかになった場合は減点の対象となる。

[DW編集局]