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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2024/10/02
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/05
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米国とブラジル、クリーンエネルギーで協力を拡大
- 本文:
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(2024年10月2日付、エネルギー省(Department of Energy: DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)
本日開催された米ブラジル・エネルギーフォーラム(U.S.-Brazil Energy Forum: USBEF)第三回閣僚会議において、米国DOE長官とブラジル鉱山エネルギー相はクリーンエネルギーに関する新しい共同イニシアチブを発表し、公正で包摂的なエネルギー移行の推進に尽力することを再確認し、南北アメリカ大陸の2大経済国として強固な協力関係を継続することの重要性を強調した。
両国は気候危機に取り組む喫緊の行動を呼びかけ、USBEFの下での協力を活用して情報や教訓の交換を拡大し、2050年までにネット・ゼロ・エミッションを達成することを強調した。米国での超党派インフラ法やインフレ削減法を確認し、ブラジルで最近、低排出水素法と未来の燃料法が通過したことを祝った。DOE長官はブラジルが国家エネルギー移行政策を発表したことを称え、ブラジルがG20議長国となり、第15回クリーンエネルギー閣僚会議と第9回ミッション・イノベーション閣僚会議を主催することへの支持を再確認し、ブラジルが国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)議長国を務めることを支持すると強調した。
両国の間で合意された協力項目は以下のとおり:
▽クリーン水素生成のためのバイオエネルギー評価、および両国の大学間連携によるクリーン水素分野の人材育成
▽アマゾン遠隔地への分散型再生可能エネルギーシステムの導入
▽クリーン水素と二酸化炭素回収・貯留(CCUS)技術の推進に向けたクリーンエネルギー・ハブの共同設置
▽DOEが実施する「ラテンアメリカ・カリブ海ソーラーデカスロン」(持続可能な住宅設計を競う大会)のブラジルによるホスト
▽メタン排出規制の推進とCCUS技術の開発・導入 [DW編集局]