[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国中央人民政府
元記事公開日:
2024/10/03
抄訳記事公開日:
2024/11/12

中国のデジタル経済発展によりデジタル貿易の基盤が強化されている

中国数字经济稳健增长为数字贸易夯实基础

本文:

 中国国務院は記者会見で、中国のデジタル経済のコア産業の付加価値額は2023年にGDPの10%を占め、クラウドコンピューティング市場規模が6165億元(前年比35.5%増)、データ量は32.85ゼタバイト(前年比22.4%増)に達したと発表した。

 商務次官補の唐文弘氏は、2023年以降も、中国のデジタル貿易は急速に発展しており、2024年上半期の中国のデジタル配信サービスの貿易額は1兆4200億元(前年比3.7%増)、越境電子商取引額は1兆2200億元(前年比10.5%増)に達し、質の高い貿易の発展を支えていると発表した。

 中国のデジタル貿易の競争力は向上しており、クラウドソーシング、クラウドアウトソーシング、プラットフォームの下請けなどクラウドエコシステムが形成されつつある。昨年の中国企業による海外でのアウトソーシング額は1514億ドル、自社開発ゲームの海外売上高は167億ドルに達し、また中国の文学作品のオンラインでの収入は40億元を超えている。

<注記>

※ 中国政府は、2021年より進めている「第14次五カ年計画」でイノベーション主導による経済・社会発展の主要指標として、デジタル経済のコアとなる産業の付加価値額がGDP比で7.8%(2020年)から10%(2025年)に増えることを目標としていた。今回の発表で、既に2025年の目標を達成したことになる。
※ ゼタバイト(ZB):データ量の単位で、1ゼタバイト(ZB)は1兆ギガバイト(GB)
※ 1元 = 約21円

[DW編集局]