[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領科学技術諮問会議(PCAST)
元記事公開日:
2024/10/23
抄訳記事公開日:
2024/11/20

PCAST、政府内のSTEM人材拡大についての提言を発表

PCAST Releases Letter on Expanding STEM Talent in the Federal Workforce

本文:

(2024年10月23日付、大統領科学技術諮問会議(President’s Council of Advisors on Science and Technology: PCAST)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日PCASTは連邦政府内で科学・技術・工学・数学(Science, Technology, Engineering and Mathematics : STEM)人材を強化する重要な措置についての提言を発表した。この提言は、連邦政府がイノベーションを促進し、公務の実施を向上させ、より明るく安全な米国を形成するために必要なSTEM専門知識を獲得することを目的とする。

この提言はバイデン政権の科学技術イニシアチブの優先、最優秀人材の政府での雇用、業務の最新化などの取り組みに沿うものである。また、連邦政府全体の慢性的なSTEM人材不足にも対応する。

PCASTは短期および長期にわたる以下の行動を奨励している。
▽人事管理局(OPM)の「AI Talent Surge」などの試行的な取り組みを導入および拡大し、既存の柔軟な採用慣行を政府全体にわたって最大限に活用する。
▽的を絞ったSTEMマーケティング、スキルベースでの共同採用方式、人事部門のスキルアップ方策を考慮するべく、雇用プロセスを現代化および加速する。
▽資格を満たした候補者プールや学生に迅速な採用パスを提供するパスウェイプログラムのような、いくつかの省庁にある既存のプログラムを拡大し、最大限に活用する。
▽一部の国防関連機関で使われる利益相反の緩和アプローチをより効果的に利用し、経験豊富な専門家を一時的に連邦政府業務に配属する際の障壁を軽減する。
▽各省庁で上級または幹部責任者を指名し、人事部門、OPM、その他関係者と協力して、STEM人材採用を奨励し、標準的でない採用経路を探索して支援し、連邦政府のSTEM人材雇用における障壁に積極的に立ち向かう。
▽成功した取り組みを共有し、ベストプラクティスを調査するためのレポジトリを作成して、政府全体で専門的なSTEM能力を強化する。

[DW編集局]