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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 保健・社会福祉省(DHSC)、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、など
- 元記事公開日:
- 2024/10/14
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/21
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最大手の製薬会社との画期的なコラボレーション
- 本文:
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(2024年10月14日付、保健・社会福祉省(DHSC)、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Wes Streeting大臣、Peter Kyle大臣による標記発表の概要は以下のとおり)
本日、国際投資サミット(International Investment Summit)において、世界最大の製薬会社であるLilly社は、英国政府との協力パートナーシップの一環として英国に投資する意向を表明した。これにより英国のライフサイエンス・セクターが、重大な医療上の課題に取り組むための2億7,900万ポンドの支援を受けることになる。
今回の協力を介してLilly社は欧州初の「リリー・ゲートウェイ・ラボ(Lilly Gateway Labs)」なるイノベーションアクセラレーターの立ち上げを計画しており、英国の最も優秀なライフサイエンス人材を支援する。これは英国全土の当該セクターの30万人の雇用を基盤としており、初期段階のライフサイエンス企業が革新的な医薬品を開発できるよう援助するもので、研究室スペース、指導、および財政的支援を提供することで、当該セクターの今後の成長を加速させる。
肥満は予防可能ながんの原因の中で2番目に多く、人々が仕事に全面的に従事することを妨げる健康障害の大きな原因であるが、今回の協力により、ライフサイエンス・セクターが開発した治療法や技術と、肥満に苦しむ人々の長期的な改善の実証を目指す医療システムとが統合される予定である。Lilly社との協力の目的は、英国政府が、治療パッケージの一部として実施する肥満治療への革新的なアプローチの治験を、産業界と協働して行うための準備を整えることにあり、NHSの負担軽減にもつながることが見込まれている。 [DW編集局]