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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、工学物理科学研究会議(EPSRC)、Vallance卿
- 元記事公開日:
- 2024/12/06
- 抄訳記事公開日:
- 2025/01/10
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100件の新規プロジェクトへの政府資金提供 - 触覚を改善した最先端の義肢開発など
- 本文:
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(2024年12月6日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、工学物理科学研究会議(EPSRC)、Vallance卿による標記発表の概要は以下のとおり)
人生を変えるような発見の種となり得る英国の野心的な研究プロジェクト100件が、UKRIの工学物理科学研究会議(EPSRC)から支援を受ける。科学担当閣外大臣のVallance卿は、生活を改善し経済を成長させるためには、興味に基づく研究を支援することが重要であると強調しており、アバディーンからエクセターまでの39の研究所の研究者が、医療からクリーンエネルギー、人工知能から量子コンピューティングまでの分野で、潜在的に変革をもたらすアイデアを推進するために、総額8,000万ポンドの資金提供を受ける。
100件のプロジェクトのうちの1件は、ブリストル大学で実施され、手足を失った人の触覚を改善するために義手用に調整された神経信号を開発する。自然な触覚を義手に組み込むことができれば、世界中の何百万人もの四肢の切断患者や生まれつき手足がない人々の生活の質が向上するとともに、ロボット工学の支援にもなる。
別のプロジェクトでは、スウォンジー大学にて、同じ血液サンプルを使って同じ検査で血栓の形成と分解を効率的に測定し、治療を改善する新しい「バイオマーカー」ツールの開発が行われている。現在では、血栓の分解を測定するために二次検査が必要になることが多く、現在の薬剤の効果がないこともある。プロジェクトが成功すれば、血栓の分解を正確に追跡できるようになり、研究者や製薬会社が血栓に対処するための新しい治療法を開発するのに役立つ。これにより心臓発作や脳卒中の発症を防ぎ、NHSを支援することができる。
[DW編集局]