[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/01/20
抄訳記事公開日:
2025/02/12

欧州自動車産業の将来に関する戦略的対話

Concept Note: Strategic Dialogue on the Future of the European Automotive Industry

本文:

(2025年1月20日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

自動車産業は欧州の繁栄の原動力であり、EU内で1,300万人以上の雇用を創出し、GDPの約7%を占めている。しかし現在この業界は、デジタル化、脱炭素化、新たな競争相手、変化する地政学的状況など、技術の変化と競争勢力によって、大きな構造変化の真っ只中にある。

欧州の自動車企業の歴史的な競争上の優位性と伝統的なリーダーシップは失われつつあり、欧州の自動車産業は、生産コストや、バッテリー、ソフトウェア対応車、自動運転などの主要技術の習得において、新たな国際的競争相手に大きく遅れをとる可能性がある。

欧州の自動車産業は、過去数十年で前例のない規模の課題に直面しており、断固とした協調行動のみが、状況を好転させ、雇用と価値創造の大幅な損失を回避することができる。これには、官民両セクター、そして欧州の自動車バリューチェーン内での緊密な調整と協力が必要になる。

欧州委員会は、状況の緊急性と深刻さを認識しており、気候目標やその他の社会的目標を達成しながら欧州の繁栄を守るために断固たる措置をとる必要があることを認識している。欧州委員会では、ツィツィコスタス(Tzitzikostas)委員が自動車セクターのEU産業行動計画を策定する任務を負っている。

戦略対話は、フォン・デア・ライエン委員長が議長を務め、OEMやティア1サプライヤーなど業界の主要代表者、社会的パートナー、インフラや市民社会の代表者、選任された欧州委員が参加する定期会議を軸に行われる。最初の会議では、最も重要な課題と解決策への潜在的な道筋について共通の見解に到達することを目指す。

加えて、業界および欧州委員会の上級専門家で構成されるテーマ別作業部会が組織され、より詳細な提案を策定する任務が課される。

作業プログラムに盛り込まれるのは次の事項である。
▽今後の技術と機能(特にソフトウェア、自動運転、次世代バッテリー)におけるイノベーションとリーダーシップ
▽クリーン移行と脱炭素化
▽国際競争力と強靭化(エネルギー、労働力、原材料、その他)
▽貿易と国際的な「公平な競争の場」
▽規制の合理化とプロセスの最適化

[DW編集局]