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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
- 元記事公開日:
- 2025/03/19
- 抄訳記事公開日:
- 2025/04/24
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BMWK:21のスタートアップ・チームを表彰
- 本文:
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(2025年3月19日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)の標記発表の概要は以下のとおり)
ドイツのスタートアップ企業は産業用ロボット、半導体、センサー技術で画期的なイノベーションを生み出している。BMWKは合計21の起業家チームに30万ユーロを超える賞金を授与した。
「スタートアップ・コンペティション・デジタル・イノベーション」は、BMWKが初期段階のデジタル技術を基盤とするスタートアップを表彰し、支援する全国的かつ業界全体のオープンなアイデア・コンペティションである。1997年以来、約1万チームがこのスタートアップ・コンペティションに参加している。コンペティションに参加した翌年の、スタートアップ率は平均60%で、そのうち女性創業者は約26%である。
ビジネス、科学のスタートアップから、最大6つのスタートアップ・アイデアが選ばれ、それぞれに3万2,000ユーロの賞金Start-up Prize+が与えられる。他の15のスタートアップ・アイデアには、それぞれ7,000ユーロのStart-up Prizeが授与される。
BMWKのスタートアップ担当委員であるクリストマン(Anna Christmann)氏は、新たな価値基準を生み出し、効率性を追求した、ビジネス拠点の競争力を強化する先見の明のあるソリューションに与えられる1万ユーロのフォーカス賞の受賞者について次のように述べた:「Byte robotics社のソフトウェアは、革新的な人工知能(AI)技術を使用して、産業用ロボットをより迅速に、より簡単に、そしてより柔軟にプログラムする。これにより産業プロセスの効率が向上し、中小企業でも自動化を幅広く活用できるようになる。この種のイノベーションは、テクノロジーの拠点としてのドイツを強化し、ドイツのスタートアップの可能性を示している」。
同社の技術は、ロボット・プログラミング用の既存の産業用ソフトウェアとシームレスに統合されるため、プログラマーは、新しいワークフローを学習することなく使い慣れたツールを使い続けることが出来る。その結果、衝突がなくサイクルタイムを最適化したロボットプログラムが数分で実現する。新しくそして煩雑に変更されるタスクに、ロボットシステムを再利用することも可能にし、より持続可能な需要に則した生産プロセスをサポートすることが出来る。
[DW編集局]