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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)、Ed Miliband大臣、Peter Kyle大臣
- 元記事公開日:
- 2025/04/08
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/12
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AIエネルギー会議、AI革命に備えて英国のエネルギー・インフラを整備
AI Energy Council to ensure UK’s energy infrastructure ready for AI revolution
- 本文:
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(2025年4月8日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)、Ed Miliband大臣、Peter Kyle大臣からの標記発表の概要は以下のとおり)
新設のAIエネルギー会議(AI Energy Council)は、英国のAI目標推進に必要な電力の供給について、技術大臣とエネルギー大臣を共同議長として第1回協議を開催する。この初会合では、政府のクリーンエネルギー超大国構想およびAI・コンピューティング・インフラ推進の取り組みがいかに連携して経済成長を実現するかを主な目的とする同会議の方針につき、参加者らが合意することになる。
この会議は、クリーンエネルギーにも着目し、AIやデータセンターが関わるインフラにおけるエネルギー効率や持続可能性の向上について助言を行うことを期待されている。同会議はまた、英国のエネルギー網全体にわたってAIが安全に導入されるための措置を講じる。
「AI機会行動計画」に対する政府の対応策の一環として1月に設置が発表されたこの会議は、英国が経済成長を促進し「変化に向けた計画」を実行するための計画の中心に技術を据える中で、AIのエネルギー需要に関する専門家の知見を結集する。
AIデータセンターへの電力供給に必要とされるエネルギー需要に関する懸念は、世界中の国々が直面している問題である。英国がこの課題に対処するための既存の方策のひとつとして、AI開発に特化した拠点となる新しいAI成長ゾーン(AI Growth Zone)を、少なくとも500MWの電力にアクセスできる各地域に集めることがある。
この会議には14の組織が参加しており、その中にはNESO、EDF、スコットランド電力、Ofgem、ナショナル・グリッド等のエネルギー企業や、マイクロソフト、ARM、グーグル、アマゾン等のテック企業が含まれる。
[DW編集局]