[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2025/04/18
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/19
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安全保障、経済、産業分野での協力に向けた米伊共同声明
- 本文:
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(2025年4月18日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
トランプ大統領とイタリアのジョルジャ・メローニ首相は4月17日、ホワイトハウスで初めて公式に会談し、相互に利益をもたらす関係を推進し、安全保障、経済、技術分野における米伊戦略的同盟を一層強化する決意を確認した。
▽安全保障分野
米国とイタリアは、ウクライナ戦争の早期終結を目指し、トランプ大統領の指導による停戦を支持することを確認した。また、両国はNATOへの揺るぎないコミットメントを再確認し、安全保障と防衛体制の強化を約束した。さらに、防衛協力の強化や、違法移民の抑制、人身取引組織の撲滅に向けた協力を確認し、違法な合成麻薬に対抗するため、共同で取り組むことを確認した。▽経済分野
米国とイタリアは、米欧間の貿易が公正かつ相互利益をもたらすことを確認した。両国はデジタル課税について、公正かつ平等な税制環境が重要であるとの認識で一致し、イタリアを地中海および北アフリカのデータハブとして支援することを決定した。また、労働力の育成と産業基盤の強化に向けて協力し、エネルギー安全保障を強化するため、米国の液化天然ガスのイタリア向け輸出を増加することを確認した。さらに、両国はインド・中東・欧州経済回廊の開発に協力し、重要なインフラプロジェクトで連携することを決定した。▽技術分野
米国とイタリアは、国家の重要なインフラおよび技術の保護の必要性を認識し、信頼できるベンダーのみを使用することを確認した。両国の戦略的同盟において、米国とイタリアのベンダーに対する不当な扱いは許されない。また、両国は2026年および2028年の火星ミッションやアルテミス計画による月面探査を通じて、宇宙技術分野での協力を誇りに思う。さらに、6G、AI、量子コンピューティング、生物工学といった未来の技術革新に向けて、データを敵対者から保護するための強化されたパートナーシップの機会を探ることを確認した。 [DW編集局]