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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2025/04/24
- 抄訳記事公開日:
- 2025/05/21
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NIH、学問の自由の確保に向け所内研究方針を見直し
- 本文:
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(2025年4月24日付、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の標記発表の概要は以下のとおり)
NIH長官としての私(注:バッタチャリア長官)の重要な優先事項のひとつは、基礎的知識を探求し、すべての米国人の健康を向上させるというNIHの使命を追求するために、科学者が開かれた学術的な議論に参加するインセンティブを与えられるような文化を醸成することである。オープンな討論は科学的進歩の礎石である。なぜなら証拠を問い直し、現状に疑問を投げかけることは、科学的な厳密性と有意義な成果を確保するために不可欠であるからである。
今日からNIHは、学問の自由を当然のルールとして確立するため、所内研究プログラム(IRP)内のすべての方針と慣行の包括的な見直しに着手する。学問の自由の原則が確立されれば、NIHの科学者たちは、公的な干渉や職業上の不利益、職場における報復のリスクを負うことなく、公務の一環として、また個人的な立場で、オープンで学術的な議論に従事することができる。
NIHは、常に研究の一般公開を支持してきた。学問の自由が最も重要になるのは、科学者が、他者が不都合あるいは不愉快に思う証拠を追求するような場合である。NIHが全体で学問の自由を優先することにより、NIHの使命遂行能力に対する国民の信頼を回復することができる。
[DW編集局]