外国からの投資を促そうと、フランス政府が2018年から進めているイニシアティブ「Choose France」について、大統領府は5月18日、同年からの7年で、外国からフランスへの投資実績が878億ユーロに達し、雇用創出が16.3万人に上ったことなどを明らかにした。

　この日、「Choose France」総会に参加したマクロン大統領は、パリ五輪開催やノートルダム大聖堂復興など、フランス政府がリーダーシップを発揮する場面が複数あったことや、カンヌ映画祭の影響などにより映画制作が重点投融資計画「フランス2030」の支援対象になっていることなどに言及。

　さらに今年に入ってからも、AI領域などで大型投資が発表されたり、投資予定が相次いで明かされたりしていることについて、「これらは過去8年間に積み重ねた努力の総体だ」と述べた。

　なお政府は、「Choose France」の通称を、外国からの研究者を招致しようとフランス政府が4月に始めた施策にも応用しており、これらの施策は「Choose France for Science」と総称されている。

[DW編集局]