6月10日から四川省成都で開かれた第2回「一帯一路」科学技術交流会議で、「一帯一路」科学技術イノベーション共同体結成に関する成都宣言が以下のとおり発表された。

「一帯一路」科学技術イノベーション行動計画の成果をもとに、科学技術イノベーションをさらに高め、世界規模で協力するために、普遍的で持続可能な「一帯一路」科学技術イノベーション共同体を結成する。

1. イノベーション主導型の発展を共同で進め、気候変動、健康、環境保護、エネルギー安全保障、食糧安全保障、貧困などの地球規模の課題に協力して対処する。
2. 「一帯一路」参加国が協力して人工知能や量子技術など先端科学技術分野の発展と応用を推進し、各国の経済発展の原動力とする。
3. 「一帯一路」参加国の発展ニーズに対応し、互恵の原則に基づく技術移転により貧困の減少や人々の健康増進などに貢献する。
4. 「一帯一路」青年科学技術イノベーションパートナーシッププログラムを実施し、各分野での科学技術・イノベーション人材を共同で育成する。
5. 科学技術協力の政治化・安全化に反対し、科学技術発展のための開放的、包摂的、公正、公平、かつ差別のない環境を共に構築する。

[DW編集局]