[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
フランス研究インテグリティ事務局(OFIS)
元記事公開日:
2025/07/21
抄訳記事公開日:
2025/08/25

OFIS、研究インテグリティの基準違反通報に関する機関向け勧告を公表

Recommandations du Hcéres/Ofis relatives à la procédure de traitement par les établissements des signalements de manquement aux exigences de l’intégrité scientifique

本文:

(2025年7月21日付、フランス研究インテグリティ事務局(OFIS)の標記勧告の概要は、以下のとおり)

研究・高等教育評価高等審議会(HCÉRES)の内局であるOFISは7月21日、法令に基づき、研究インテグリティの倫理基準違反に関する通報を処理する手続きについての勧告を策定した。勧告は、通報処理手続きの公平性と透明性を強化し、また担当官(RIS)の調査の正当性を争う行為を防ぐことを目的としている。

各機関は、その特性に応じて勧告の実施方法を適用し、OFISは現場からのフィードバックを踏まえ随時見直す可能性がある。

勧告は、一般的な勧告、通報の受理・調査、結論後の措置という3段階に対応している。

1. 一般的な勧告
通報手続きは、各機関の正式な文書として策定され、職員および一般市民が利用可能な方法でアクセスできなければならない。各機関は、通報者への報復を含むあらゆる不利益から保護するため、一般の告発者制度と同様の保護措置を講じる必要がある。また関係法令に従い手続き関係の書類を適切に保管しなければならない。

2. 通報受理段階に関わる勧告
通報は、関係者であるか否かを問わず誰でも行うことができ、RISが唯一の受理者となる。RISは、メディア報道や匿名情報など、他の経路で知り得た場合にも自ら調査を開始できる。受理基準は、職員に関わる倫理基準の違反で、根拠があり深刻かつ調査可能なものとされる。RISは、通報の機密を保持し、受理可否を理由とともに書面で通知し、必要に応じて調査開始を知らせる。また、関係部署や他機関のRISと連携し、利益相反の防止措置を講じる。

3. 調査段階に関する勧告
RISは関係法令に従って調査を行い、責任者が特別に委任した場合を除き、第三者への全面委任はしない。調査は機密保持のもと、公平・公正に進められ、中立性・客観性を確保し、関係者の尊重を重視する。反論権を保障し、被疑者は事実や指摘内容を知り、反証や証拠提出の権利を有する。無罪推定の原則を尊重し、手続きの説明や文書協議を含む透明性を確保する。調査は正確・客観・厳密かつ迅速に行い、最終調査報告書をもって完了する。報告書は理解しやすく、事実認定とRISの勧告を十分に記載する。

4. 結論後の措置に関わる勧告
機関責任者は報告書受領後1か月以内に、違反認定および対応措置を決定し、当事者に通知するとともに、異議申し立て権を告げる。異議申立ては決定後1ヶ月以内に行い、回答は理由を付して1ヶ月以内に通知される。国家レベルの機関への申立ても可能である。責任者は関係者への報告、必要な関係先への通報、措置の監視、ならびに通報・調査等の年次報告を行う。

[DW編集局]