[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2025/08/04
抄訳記事公開日:
2025/09/02

NSF、AI・量子・バイオ分野の次世代STEM人材育成に向け15件の大学院研修プロジェクトを支援

Innovative traineeships prepare the next generation of STEM leaders in AI, quantum, biotech and more

本文:

(2025年8月4日付、国立科学財団(National Science Foundation: NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは、NSF研究トレーニーシップ(NSF Research Traineeship: NRT)プログラムを通じて、人工知能(AI)、量子、バイオテクノロジー、トランスレーショナルサイエンス(translational science)の分野に焦点を当てた15件の新規プロジェクトに計4,500万ドルを助成すると発表した。

これは、NRTが「NSF競争的研究活性化プログラム(NSF EPSCoR)」対象地域の機関に対して行う、最も重要な年間投資である。今回の助成では新たにアイダホ州とノースダコタ州の機関が採択され、NRTは47の州、首都ワシントンおよび米領ヴァージン諸島の機関を支援することになる。これにより、STEM(科学・技術・工学・数学)分野の大学院生への支援が拡大する。

採択されたプロジェクトは、重要・新興技術を活用して、AIや量子分野の人材育成を行い、地域経済の需要に対応し、医療制度を強化し、地方の農業・経済発展を支援し、インフラを改善し、バイオエンジニアを養成するなど、多岐にわたる成果を目指す。

今回の投資は、NSFが初めてNRT機関パートナーシップ・パイロット(Institutional Partnership Pilot: NRT-IPP)プログラムを通じて行ったものである。NRT-IPPは、研究活動がトップ水準ではない大学・研究機関と、NRT助成中または完了プロジェクトを持つ機関、そしてAppleやClark Construction、Draperなどの企業パートナーとの連携を通じて、産業との関連性が高い大学院生向けプロジェクトを支援する。

[DW編集局]