[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国政府網
元記事公開日:
2025/08/27
抄訳記事公開日:
2025/09/22

わが国は世界最大の包括的エネルギー体系を構築――供給力向上、強靭性強化

我国已建成全球门类最全规模最大的能源体系——供应更足 韧性更强

本文:

(2025年8月27日付、人民日報記事の概要は以下のとおり)

「第14次5カ年計画」期間中、中国は世界最大の再生可能エネルギー体系を構築し、再生可能エネルギー発電設備容量の比率は40%から約60%に高まった。国務院新聞弁公室は8月26日、記者会見を開催し、エネルギーの質的発展の成果を発表した。

エネルギー自給率:80%以上を維持
「第14次5カ年計画」期間中、中国のエネルギー自給率は一貫して80%以上を維持している。
王宏志・国家エネルギー局長は、7月の中国月間電力使用量が初めて日本の年間電力使用量に相当する1兆kWhを突破したと説明した。夏季ピーク需要期において電力供給は安定的に行われ、中国のエネルギーの供給能力と強靭性は高い水準に達している。
「第14次5カ年計画」以来、国内エネルギー生産が加速し、消費量増加分の90%以上を国内で生産している。新エネルギーが重要な役割を果たし、新エネルギー発電量増加分が全国新規発電量の約50%を占め、非化石エネルギー供給総量の約50%増加を牽引した。
現在、中国は完備されたエネルギー生産・供給・貯蔵・販売体系を確立し、エネルギー備蓄能力も向上し、石油ガス全国統一ネットワークの形成が加速している。

エネルギー産業投資額:年平均16%以上増加
「第14次5カ年計画」の策定以降、エネルギー投資は力強い成長を示し、市場主体が多様化し、中国経済の質的発展を支援している。
中国は世界最大規模のエネルギー体系を整備している。エネルギー産業の投資額は年平均成長率16%以上増加している。その中核は再生可能エネルギー関連投資で、2024年の再生可能エネルギー重点プロジェクト投資は電源投資全体の80%以上となっている。新型蓄エネルギー、充電インフラ、水素エネルギーなどの重点プロジェクト投資額は2,000億元近くに達した。

新エネルギーの質的発展
中国の風力・太陽光発電の設備容量は2020年の5.3億kWから今年7月末の16.8億kWに増加し、年平均成長率28%を記録した。
風力・太陽光発電量の全社会電力使用量に占める比率は2020年の9.7%から2024年の18.6%に増え、今年上半期は全社会電力使用量の約4分の1を占めるに至っている。特に砂漠が新エネルギーの新たな拠点となっており、新規設備容量が1.3億kW超に達している。また、洋上風力発電の新規設備容量は3500万kW、分散型太陽光発電は4億kW超に達し、全国で700万世帯以上が太陽光発電設備の所有者となっている。
中国の風力・太陽光合計設備容量は世界総設備容量の47%、新規設備容量は世界の63%を占めている。

[DW編集局]