（2025年9月16日付、英国研究・イノベーション機構（UKRI）の標記発表の概要は以下のとおり）

UKRIの旗艦的基金である「未来のリーダー・フェローシップ（Future Leaders Fellowships：FLF）」により、肺がんやアルツハイマー病の原因追究などを含む77件の重要な研究に、才能ある若手研究者が総額1億2,000万ポンドの助成金を授与され、将来の研究・イノベーションのリーダーとしてのキャリアを築くことが可能になった。

FLFは、大学や企業が才能ある若手研究者やイノベータを育成し、海外からの人材を含む新たな人材を組織に誘致することを目的としている。また、採択された申請のうち13件は企業が主導し、Innovate UKを通じて資金が提供される。

FLF制度に採択された研究者（FLFフェロー）は、長期（最長7年間）にわたるフェローシップ支援を受けることができる。これにより、野心的なプログラムや学際的課題、新たな研究・イノベーションの領域やパートナーシップに取り組むことができる。

場所を問わず優れた研究・イノベーションを支援し、またセクター間の人材やプロジェクトの移動を促進するため、FLFフェローはプロジェクトに最も適した環境（大学、企業、慈善団体、その他の独立研究機関など）に拠点を置く。

さらに、FLF開発ネットワーク（FLF Development Network）を通じて、専門的リーダーシップ研修、人的ネットワークへのアクセス、ワークショップ、メンターや個別コーチング、共同プロジェクト向けの追加シード資金の機会などが提供される。

[DW編集局]