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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/09/05
- 抄訳記事公開日:
- 2025/10/20
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スパコンJUPITER、欧州初のエクサスケール達成 再エネで稼働
Europe enters the exascale supercomputing league with ‘JUPITER'
- 本文:
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(2025年9月5日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
ドイツのユーリッヒ研究センターに新設されたスーパーコンピュータJUPITERは、欧州で初めて正式にエクサスケール(1秒間に10の18乗の演算処理能力)を達成したシステムとなった。この重要な節目の達成により、欧州は高性能コンピューティングの世界競争に参入することとなる。
欧州で最も強力なスーパーコンピュータであり、世界では4番目に高速なスーパーコンピュータとして公式にランク付けされているJUPITERは、圧倒的な性能と持続可能性への徹底的な取り組みを兼ね備えている。このシステムは再生可能エネルギーのみで稼働し、最先端の冷却技術とエネルギー再利用機能を備えている。Green500ランキングで首位を獲得したことからも、世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピュータ・モジュールであると確認されている。
JUPITERは、気候・天候モデルのキロメートル単位の解像度での実行を可能にし、熱波や豪雨、洪水などの異常気象の予測精度を飛躍的に向上させるとともに、AIソリューションの開発と展開を支援する。そのスーパーコンピューティング能力は、2025年3月に発表された将来のAIファクトリー(JUPITER AI Factory:JAIF)を支援し、生成AIおよび次世代デジタル技術向けの最先端大規模言語モデル(LLM)のトレーニングに活用される予定である。
JUPITER は、欧州高性能コンピューティング共同事業(EuroHPC)を通じてEUとドイツが共同で投資した5億ユーロの成果であり、AIギガファクトリー(AI Gigafactories)ネットワークを含む欧州の広範な戦略の一環である。
[DW編集局]