[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビルディング・デジタルUK(BDUK)、科学・イノベーション・技術省(DSIT)
元記事公開日:
2025/10/13
抄訳記事公開日:
2025/11/13

英国政府、ビルディング・デジタルUK(BDUK)を科学・イノベーション・技術省に統合—通信網整備体制を一元化

Building Digital UK to be integrated with the Department for Science, Innovation and Technology

本文:

(2025年10月13日付、ビルディング・デジタルUK(Building Digital UK:BDUK)、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

英国の通信が困難な地域におけるブロードバンドおよびモバイル通信範囲の改善を担う執行機関(executive agency)であるBDUKは、2025年11月1日付でDSITの内部に統合される。この措置は、政府が本年4月に開始した、独立行政機関(arm’s length bodies)の全体的見直しの一環として実施されるものである。

統合後も、BDUKはDSITの一局としてその重要な業務を継続し、既存の契約関係に変更はない。現在BDUKと契約している事業者は、統合に伴う特別な対応を要しない。

政府は引き続き、BDUKが推進する「プログラム・ギガビット」および「共有農村ネットワーク(Shared Rural Network)」両計画の遂行に注力する方針である。これらの計画には、前回の歳出見直しにおいて総額19億ポンドが充当されている。

これまでのBDUKの成果により、英国はギガビット通信網の85%カバレッジおよび4G通信の95%カバレッジという従来目標を1年前倒しで達成した。政府は最近、全国規模でのギガビット通信網整備へのコミットメントを再確認しており、2032年までに国内の99%の世帯・事業所がギガビット対応接続を利用できるとの見通しを示している。

[DW編集局]