[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)、連邦政府文化・メディア担当国務大臣
元記事公開日:
2025/10/20
抄訳記事公開日:
2025/11/27

ドイツ連邦政府、文化・クリエイティブ産業の未来を議論するハイレベル会合を開催

KI, Bürokratieabbau und Transformation im Fokus – Spitzentreffen zur Zukunft der Kultur- und Kreativwirtschaft im Kanzleramt

本文:

(2025年10月20日付、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)と連邦政府文化・メディア担当国務大臣の標記共同発表の概要は以下のとおり)

2025年10月20日開催の文化・クリエイティブ産業の将来に関するハイレベル会合では、人工知能(AI)、事務手続きの簡素化、デジタル・トランスフォーメーションが主要な議題となった。この会合は、ヴァイマー(Wolfram Weimer)文化・メディア担当国務大臣と、コネマン(Gitta Connemann)BMWE政務次官の共同主催によるものである。文化・クリエイティブ産業関係者との意見交換の目的は、業界に共通する課題を特定し、将来の協働のための枠組みを整えることにあった。年間売上高が2,000億ユーロを超える文化・クリエイティブ産業は、ドイツの将来を担う最も重要な成長分野の1つである。

ヴァイマー国務大臣は次のように述べた。「文化・クリエイティブ産業は創造性、革新、成長の象徴である。AIなどの新たなテクノロジーは、適切に活用すればこの発展を大きく促進し得る。しかし現在、AI産業が著作者の関与なしにテキスト、画像、音楽を無断で取り込んでいる状況を目の当たりにしている。ドイツおよび欧州のクリエーターに対するこの略奪行為を止めたい。私たちの目標は、創造性を競争力の源泉として確保しつつ、公正な報酬を実現することである。欧州は、創造的企業とメディアのための独自の革新的ソリューションと持続可能な収益モデルを構築してこそ、競争力を維持できる。欧州のAI開発者と文化・クリエイティブ産業、特にメディア分野が協働することが不可欠である。私たちはAIの傍観者であってはならず、むしろ主体的に形作る側でなければならない。」

コネマンBMWE政務次官は次のように強調した。「創造性はぜいたく品ではなく、未来のアイデアを生み出す推進力であり、イノベーションの原動力である。したがって、文化・クリエイティブ産業は連邦政府にとって単なる一産業ではなく、ドイツ経済と社会に不可欠な牽引役である。年間2,000億ユーロ超の売上高が示すように、この分野は依然として過小評価されがちだが、成長と変革を牽引する重要なエンジンである。文化・クリエイティブ産業は旧来の枠にとらわれず、伝統的な文化領域を超えて新たな道を切り拓いている。その発想は、私たちの経済、社会、共生のあり方を形づくっている。だからこそ、政府は創造的な人材との対話を重視している。連邦政府は文化・クリエイティブ産業を一層重視し、経済およびイノベーション政策の中核に据えたいと考えている。文化・クリエイティブ産業は、主要産業群の中でスタートアップ的役割を担う存在である。」

文化・クリエイティブ産業の競争力を高め、革新的な小規模文化企業およびフリーランスの芸術家の就業機会を拡大するため、連邦政府は2007年に「文化・クリエイティブ産業イニシアチブ」を立ち上げた。

[DW編集局]