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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、内務省、Vallance閣外大臣
- 元記事公開日:
- 2025/11/11
- 抄訳記事公開日:
- 2025/12/19
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英国、科学研究における動物実験段階的廃止を加速する包括的ロードマップを発表
Animal testing to be phased out faster as UK unveils roadmap for alternative methods
- 本文:
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(2025年11月11日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、内務省、Vallance閣外大臣の標記発表の概要は以下のとおり)
政府のマニフェスト公約を実行するためにVallance科学担当閣外大臣が発表した包括的なロードマップにより、科学研究における動物実験はより迅速に段階的廃止へ向かうことになる。
このロードマップは、救命ワクチンの安全性評価や、農薬等の化学物質が生物や環境に及ぼす影響の判断において、現在なお必要とされている特定の動物実験の代替を促す新戦略である。
この戦略は、科学研究における動物使用の段階的廃止は、人間への曝露に対し同等の安全性を確保し得る、信頼性と有効性を備えた代替法が実用化される場合のみ可能であるとの認識に立脚している。
また、パートナーとの協働、新たな研究資金の投入、規制の合理化を通じて、研究チームが以下のような手法へ安全に移行できるようにするものである。
・臓器チップシステム:実際のヒト細胞を用いて臓器機能を模倣する小型デバイス。
・AI利用:分子に関する膨大な情報解析による、新薬の安全性や有効性の予測。
・3Dバイオプリント組織:皮膚から肝臓に至るまでのヒト組織サンプルの作製。さらに、この計画は今後数年間にわたる具体的なコミットメントを明記しており、世界でも最も詳細な計画の一つとして位置づけられる。これにより、英国は経済成長を図りつつ動物実験の段階的廃止へ向けた代替法の開発を主導する新たな機会を切り開くこととなる。
本戦略は6,000万ポンドの資金に支えられ、研究者協働を促すハブおよび規制承認の道筋を簡素化する別の新センターが設置される。
また、この計画に沿って、医学研究会議(MRC)、Innovate UK、ウェルカム・トラストは1,590万ポンドを投じて臓器チップを含むヒト試験モデルの開発を支援する。
[DW編集局]