[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)
元記事公開日:
2025/11/25
抄訳記事公開日:
2026/01/13

BMWE、スタートアップ助成制度を大幅簡素化:デジタル申請とIPデータベースで支援強化

BMWE vereinfacht exist-Gründungsförderung deutlich: Mehr Effizienz, weniger Bürokratie, höhere Transparenz durch neue IP-Dealdatenbank

本文:

(2025年11月25日付、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)の標記発表の概要は以下のとおり)

BMWEは、既存のプログラムにおけるスタートアップ・プロジェクト助成での官僚的手続きを大幅に簡素化した。2025年11月25日に公開されたIPディール・データベースと今回の制度改善により、BMWEは、現代的で実務的かつスタートアップに優しい資金提供環境の整備を強力に推進する。

コナーマン(Connermann)BMWE政務次官兼中小企業担当委員は、次のように述べた。「起業家に必要なのは、複雑な書類や申請手続きではなく、明確なプロセスと迅速な意思決定である。BMWEは、より簡素化された手続きにより、現代的でデジタル対応の資金提供の基準を設定したい。目標は、革新的なチームがビジネスアイデアをより速やかに市場に投入できる環境を整えることである。」

具体的な改善点は以下のとおりである:
1) デジタル化:申請は完全にデジタルで行えるようになり、通知もデジタルで発行・送付される。これにより、当局の処理が迅速化する。
2) 申請書類の削減:既存のスタートアップ奨学金の申請書類は半減し、アイデアペーパーの必要範囲も大幅に縮小された。これにより、申請者の負担が軽減され、プログラムへのアクセスが容易になる。
3) 一括申請・一括請求の導入:既存のスタートアップ奨学金や資材費は一括で申請・精算可能となり、個別経費領収書の提出は不要となった。これにより、プロジェクト実施の事務手続きが簡素化される。
4) プロジェクト運営の簡素化:プロジェクト期間中の要件やマイルストーンは、スタートアップ助成金および研究移転の資金ラインで削減され、大学やスタートアップの文書作成負担が大幅に軽減された。
5) 透明性の高いコミュニケーション:新しいユーザーフレンドリーなウェブサイトと明確な要件説明により、資金獲得のために必要な手順の理解が迅速化される。
6) 新しいIPディール・データベース:多くの科学系スタートアップは、大学が保有する特許等にアクセスする必要がある。BMWEが委託しベルリン工科大学が構築したIPディール・データベースにより、知的財産権やノウハウの評価が透明化され、早期にその価値を把握できる。これにより交渉が効率化され、迅速なフォローアップ資金調達への道が開かれる。従来時間を要していたIP移転プロセスも、このデータベースにより加速される。

BMWEの基幹プログラムであるexistは、大学および研究機関発の知識支援型スタートアップを助成する。目的は、ドイツにおける研究成果の移転を強化し、研究成果を市場性のある製品・サービスとして活用し、科学者が起業家としてのキャリア選択肢を得られるよう支援することである。

[DW編集局]