[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
医療高等研究計画局(ARPA-H)
元記事公開日:
2025/12/04
抄訳記事公開日:
2026/01/16

ARPA-H、AIでヒト体内の薬物動態を予測する「CATALYST」プログラムを開始

ARPA-H CATALYST program to fast-track safer medicines from lab to patients

本文:

(2025年12月4日付、医療高等研究計画局(ARPA-H)による標記発表の概要は次のとおり)

保健福祉省(HHS)傘下のARPA-Hは、「治療薬安全性評価のための計算論的 薬物動態/毒性および生理学的挙動解析(Computational ADME-Tox and Physiology Analysis for Safer Therapeutics:CATALYST)」プログラムにおいて、研究開発チームの採択結果を発表した。CATALYSTは、人工知能と機械学習を活用し、実際のヒト生物学を模倣する計算機上解析(in silico)モデルを開発することで、治験用新薬候補の安全性および有効性を予測し、最も有望で安全性の高い医薬品のみが患者に届けられることを目指す。

これまで医薬品開発者は、新薬がヒトでどのように作用するかを予測するため、主として動物モデルに依存してきた。しかし、こうしたモデルには限界があり、開発期間の長期化やコスト増大を招くとともに、小児や妊婦など臨床試験から除外されがちな集団に関する知見不足を生んできた。CATALYSTは、前臨床および臨床段階の双方における医薬品安全性評価の在り方を転換し、医薬品開発者および規制当局が活用可能なツール群を構築するとともに、新薬申請におけるこれらのツールの実装を促進する。

CATALYSTプログラムの総支援額は4.5年間で最大1億2,500万ドルであり、各採択チームへの契約額は、厳格かつ迅速なマイルストーンの達成を条件として決定される。採択チームは以下のとおりである。
① チャールズ・スターク・ドレイパー研究所(Charles Stark Draper Laboratory)
② ディープオリジン社(Deep Origin)
③ インダクティブ・バイオ社(Inductive Bio)
④ ブラック・メサ・テクノロジー社(Black Mesa Technology)
⑤ シーダーズ・サイナイ医療センター(Cedars-Sinai Medical Center)
⑥ ペプティロジックス社(Peptilogics)
⑦ ノースカロライナ大学チャペルヒル校

[DW編集局]