[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2025/12/05
抄訳記事公開日:
2026/01/20

DOE、AI活用の嫌気性微生物自律実験プラットフォーム「AMP2」を始動

Energy Department Launches Breakthrough AI-Driven Biotechnology Platform at PNNL

本文:

(2025年12月5日付、エネルギー省(Department of Energy:DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOEは昨日、パシフィック・ノースウエスト国立研究所(PNNL)において、嫌気性微生物の自律的実験を可能にする新たな研究基盤「嫌気性微生物表現型解析プラットフォーム(Anaerobic Microbial Phenotyping Platform:AMP2)」を稼働させた。AMP2は、嫌気性微生物研究に特化した自律運用対応システムとして世界最大級となる見通しであり、人工知能(AI)を中核に米国の科学技術主導権強化を目指す「ジェネシス・ミッション(Genesis Mission)」を技術面から支える。

AMP2はギンコ・バイオワークス(Gingko Bioworks)社が構築するシステムで、微生物資源の探索・培養・最適化を、自動化とAIにより年単位から日・週単位へと大幅に短縮する。これにより、バイオテクノロジー製造の高度化のみならず、生命科学の基礎的理解の深化が期待される。

クリス・ライトDOE長官は、ジェネシス・ミッションは科学とイノベーションにおける米国の主導的地位を確保するために開始されたものであり、PNNLにおける官民連携はその中核を成すと述べた。さらに、AMP2のようなAI対応の自律型研究基盤を通じて、DOEの国立研究所が科学的ブレークスルーをかつてない速度で生み出し、人類の生活向上と将来の安全保障に資する技術分野で米国が世界を先導すると強調した。

AMP2は、今後計画されている大規模な「微生物分子表現型解析能力(Microbial Molecular Phenotyping Capability:M2PC)」構築の試作機として位置付けられており、両システムの連携により、世界最大の自律型微生物研究インフラが形成される見込みである。

[DW編集局]