[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/12/11
抄訳記事公開日:
2026/01/21

欧州委、Horizon Europe 2026~2027年の主要な作業プログラムを採択

Commission adopts the main Horizon Europe Work Programme for 2026–2027 and dedicates €4.9 billion to climate action

本文:

(2025年12月11日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2025年12月11日、2026~2027年のHorizon Europe作業プログラムのうち主要部分を採択し、同プログラムに基づく今後の資金提供機会を明らかにした。総予算140億ユーロの本作業プログラムのうち、少なくとも35%が気候目標に充てられる見込みである。

2026~2027年作業プログラムでは、「クリーン産業ディール(Clean Industrial Deal)」を支援するため、新たに5億4,000万ユーロ規模の横断的な公募を導入する。対象は、気候変動対策に資するクリーン技術およびエネルギー集約型産業の脱炭素化の2分野であり、産業リーダーシップを発揮し、健全な事業計画と市場対応戦略を備えたプロジェクトが対象となる。

■ クラスター(第二の柱)における気候変動対策
2026~2027年作業プログラムでは、気候変動対策に49億ユーロが充てられる見込みである。気候変動対策への貢献は、第二の柱「競争力と社会(Competitiveness and Society)」によるものが最も大きい。以下の気候関連研究・イノベーションが含まれる。

▽クラスター4(デジタル、産業、宇宙)は、低炭素・クリーン・循環型産業および先端・革新的材料を対象とした気候関連活動に4億3,700万ユーロを措置する。
▽クラスター5(気候、エネルギー、モビリティ)は、気候関連支出として16億4,400万ユーロを見込み、最大規模である。気候科学の推進、エネルギー貯蔵(バッテリーを含む)、再生可能エネルギーの開発、柔軟かつ統合的なエネルギー網・システムの現代化など、幅広い分野にわたっている。
▽クラスター6(食品、バイオエコノミー、天然資源、農業、環境)には、気候関連活動に7億7,800万ユーロを割り当て、陸域・水域セクターの気候緩和・適応プロジェクトを支援する。

■ ミッション(第二の柱)の作業プログラム
欧州委員会は第二の柱のもとで、ミッションの2026~2027年作業プログラムも採択した。「気候変動への適応」に2億2,600万ユーロ、「気候中立・スマートシティ」に2億2,000万ユーロ、「健康な土壌・食料」に2億4,600万ユーロを措置した。なお、各ミッションをまたいだ共同公募も含まれる。

[DW編集局]