[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2025/12/19
- 抄訳記事公開日:
- 2026/01/28
-
NIH、臨床研究に市民の声を反映させるためのロードマップを公表
Roadmap for Engaging the Public as Partners in Clinical Research
- 本文:
-
(2025年12月19日付、国立衛生研究所(NIH)の標記発表の概要は以下のとおり)
NIHは支援する研究への信頼と確信を醸成することを最重要課題の一つと位置付けており、その基本方針として、率直かつ誠実な対話の実施、透明性の確保、科学の進展と国民健康の向上への取り組みの履行を掲げている。
この取り組みを具体化するため、NIHの「新規かつ卓越した技術・研究諮問委員会(Novel and Exceptional Technology and Research Advisory Committee:NExTRAC)」は臨床研究において市民の声を取り入れるためのロードマップを含む提言を公表した。同提言は多分野の専門家チームおよび全国各地で行われたコミュニティー対話を基盤とし、臨床研究プロセスのあらゆる段階で市民の意見を取り入れる戦略に焦点を当てている。
NExTRACの提言は、以下に重点を置いている。
▽患者および地域コミュニティーを臨床研究に最大限参加させるための明確なビジョンと枠組みの提示
▽人々やコミュニティーが研究の課題設定や方向性に実質的な意見を反映できる体制の確保
▽研究参加者データの利用方法に関する透明性の向上NIHは2026年から本ロードマップの実装に着手する。まず、研究参加者への研究結果の返却を標準的な慣行とすることを目指し、初期段階では研究全体の結果概要を参加者に提供する取り組みを進め、将来的には参加者個人ごとの研究結果の返却を促進する方針である。参加者が自身の研究データを活用して医療に関する判断を行えるようにすることは、NIHにとって最重要課題の一つである。
さらに、電子カルテや大規模電子臨床情報システムの普及を活用し、従来にはなかった形で生物医学研究の加速を図る方針である。NIHは臨床データを用いた研究の責任ある遂行を促進するための全庁的原則を策定し、データの尊重と共有を通じた国民健康向上への信頼構築の基盤とする。
[DW編集局]