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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科学技術部
- 元記事公開日:
- 2025/12/19
- 抄訳記事公開日:
- 2026/02/05
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中国科学技術部、オープンサイエンス国際協力行動計画を発表
- 本文:
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(2025年12月19日付、科学技術部発表の概要は以下のとおり)
1.背景
オープンサイエンスは、人類文明の進歩と持続可能な開発目標の実現を支える重要な原動力である。現在、技術の普及と国際協力の拡大により新たな機会が生まれている一方で、政策の違いやインフラ格差、デジタルデバイドといった課題にも直面している。こうした状況を踏まえ、グローバルなガバナンス体制の強化がますます重要となっている。2.趣旨
「オープンサイエンス国際協力イニシアチブ」は、ユネスコの「オープンサイエンス勧告」に呼応し、開かれた、公平で非差別的な科学技術環境の構築を目指す取り組みである。アフリカ連合・ブラジル・中国・南アフリカは、「オープンサイエンス国際協力行動計画」を策定し、すべてのステークホルダーに対し、「平等」「互恵」「多様性の尊重」「知識の共有」「協力の促進」といった原則に基づく行動を呼びかける。3.行動計画
目標1:グローバルガバナンスの推進
・オープンサイエンスの理念・政策・実践の共有
・「オープンサイエンス勧告」の実施支援とガバナンス強化
・国際動向の監視・推進
・監視・評価に関する研究の展開
・国際会議への参加支援
・地域間協力の深化と相乗効果の創出目標2:データ共有の協力強化
・グローバルなデータ協力とガバナンスの枠組み整備
・プラットフォーム間の接続を促進する仕組みの構築
・オープンアクセスの共有サービス整備
・持続可能なデータ収集・保存・共有体制の確立
・グローバルサウスにおける生物・健康データの共有促進と倫理的配慮目標3:研究インフラ・資源の共有
・オープンサイエンスインフラの開発・共有
・国際共同研究・教育ネットワークの構築
・大型研究設備の海外への開放
・計算設備、データ、AI応用の共同開発目標4:科学ジャーナルの流通促進
・高品質な論文・プレプリントの共有
・包括的な出版インフラの整備と研究交流の促進目標5:公衆理解と参加の強化
・共有・協力を促す文化の育成と能力向上
・多様な活動を通じた理解と参加の促進
・若者への教育強化と国際交流の促進
・地域発・海外向けの科学サービスの展開
・成功事例や教材の普及による科学リテラシーの向上目標6:発展途上国の能力整備
・資金・人材・技術面での支援強化
・投資環境の最適化と研究コストの軽減
・人材育成と学術交流の推進
・海外研修によるリテラシー向上
・科学技術移転の促進と仕組みの構築4.協力の枠組み
・本計画はG20メンバー、オブザーバー、知識パートナー、本イニシアチブに賛同するメンバーに開かれており、国際的連携によって実施される。
・各国政府、研究機関、企業、NGOなど多様な関係者の平等な参加を確保し、革新的人材と資源の自由な流動を重視する。
・継続的な協力と交流を支えるため、以下のメカニズムを確立する。
連絡窓口の設置と情報・資源の共有
会議の持ち回り開催とベストプラクティスの共有
新規参加者は内容を受け入れた上で、全参加者の同意を得て参加可能 [DW編集局]