[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2026/01/29
抄訳記事公開日:
2026/02/24

国防総省、国家安全保障技術助言を一本化:科学技術イノベーション委員会(STIB)を新設

War Department Boards Merge to Form New Science, Technology and Innovation Board (STIB)

本文:

(2026年1月29日付、国防総省(DOD)の標記発表の概要は以下のとおり)

DODは本日、既存諮問体制の大幅再編として、国防イノベーション委員会(DIB)と国防科学委員会(DSB)を統合し、新たに科学技術イノベーション委員会(Science and Technology Innovation Board:STIB)を設置する方針を承認した。正式設置は連邦官報掲載を経て行われる予定である。本措置は、重複的で意思決定を遅延させる複数の諮問組織体制からの脱却を目的とし、複雑化する国家安全保障課題に対し迅速かつ明確に解決を提供する体制構築を狙う。

本再編は、意思決定速度を阻害する官僚的障壁の排除を進める取組の一環として実施される。二つの有力諮問組織の統合により、競合的提言を排し、統一的かつ迅速な技術革新助言を提供する単一の諮問組織を形成する。STIBは、DSBの科学技術分野の厳密性と、DIBの民間主導の俊敏性および破壊的革新志向を統合し、権威、専門性、緊急性を兼ね備えた単一組織として機能する。

STIBには成果創出重視の体制として二つの常設小委員会が設置される。
・戦略オプション小委員会:科学技術分野全体の概念、能力、戦略および行動選択肢を特定し、費用対効果の最適化、抑止力強化、作戦優位確保の検討を担う。
・国家安全保障イノベーション小委員会:イノベーションの道筋、新興・破壊的技術、商業分野の戦略・経営手法、組織設計、人材、意思決定およびスケーリング手法を検証し、国家安全保障への応用を検討する。

本統合により冗長な業務や縦割り型助言体制を解消し、科学技術および産業界の最先端人材を結集する単一の政策形成基盤が構築される。STIBは作戦任務に直結した科学技術助言を提供する中核フォーラムとして位置付けられる。

[DW編集局]