[本文]
-
- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立研究機構(ANR)
- 元記事公開日:
- 2026/02/17
- 抄訳記事公開日:
- 2026/03/17
-
SGPIが未来構想コンペ「バタフライ2050 (Butterfly2050)」第3弾を立ち上げ
France 2030 : lancement de la saison 3 du concours "Butterfly 2050 - dessine ton futur"
- 本文:
-
(2026年2月17日付、国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は、以下のとおり)
政府の投融資計画「フランス2030」を所管する首相府投資総務庁は(SGPI)は2月17日、大統領の強い意向により、関係各省と連携して「バタフライ2050 – 未来を描く」コンペティションの第3弾を開始した。
社会的課題や技術進歩によって国民の生活、働き方、交流のあり方が変化している。これは、特に若者が未来を描き、想像する機会でもある。このような期待と創造の精神のもと、政府は2024年に最初の「バタフライ2050」コンペティションを開始している。これは「未来をより身近に」という意欲的な呼びかけであり、若い世代に共通のビジョンを求め、望ましく、公正で持続可能な明日のフランスを描くことを提案している。
このコンペティションでは、15歳から25歳の若者たちが、持続可能で望ましく実現可能なイノベーションを軸に、将来のシナリオや科学的フィクションを構想・設計する。
このコンペティションは、複数の省庁との連携のもと、国に代わって預金供託金庫(Caisse des Dépôts et Consignations)、ANR、技術・社会イノベーションセンターであるMATRICEによって運営されている。
ANRは、バタフライ運営委員会の一員として特に「未来職能プログラム」、「高等教育におけるデジタル化実証試験(DemoES)」、「新大学コース(Nouveaux cursus à l’université:NCU)」、「優先研究プログラム(PEPR)」など、自らが実施する事業の採択者に広く周知することで参加を促している。
高校生、特に職業高校生、見習い、デザイナー、エンジニアなどあらゆる背景の若者で構成される学際チームが、専門家の支援も受けながら、2050年を見据えた将来シナリオの作成に取り組む。
将来のシナリオは、専門家からなる審査員により、その独創性や提案の質などの基準に基づいて厳格に評価される。
今回の第3弾で提示されたテーマは、以下の3種類である。
▽テーマ1:2050年における協働
人間、技術、そして生物の望ましい連携を考えること:人間、機械、そして生活環境の新たな関係のあり方を模索し、産業、サービス、制度、働き方、ライフスタイルを変革し、自律性、尊厳、仕事の質を高めつつ、物質、エネルギー、デジタルへの依存を減らす方法を探る。▽テーマ2:2050年の大地・空・海
自然の均衡を回復し、生命の連鎖を再考し、新たな探求を行うこと:地球の限界に直面する中で、生物圏を守り、生態系と調和して生きるため、生産と消費のあり方を根本的に変革する道を探る。生物への負荷を軽減し、環境を保全・回復するモデルへ人間活動を転換し、地域の強靱性を高めることで自然の循環と両立する繁栄を模探する。▽テーマ3:2050年における共同の意思決定
知識、情報、文化、正義、そして民主主義の意味を構築すること:世界が複雑化し危機が増大する中で、2050年における意味や結びつきの概念を考えるよう促す。知識を生成・分析・検証・共有し、信頼性が高く民主的な形で意思決定に反映する能力を探る。文化、正義、民主主義といった共生の条件を通じ、幸福や共存の基盤を考える。7月2日の式典でファイナリストチームがシナリオを発表し、各賞が授与される予定である。
[DW編集局]