[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2026/02/12
抄訳記事公開日:
2026/03/16

DOE、AI活用の「ジェネシス・ミッション」推進へ国家的重要科学技術課題26件を公表

Energy Department Announces 26 Genesis Mission Science and Technology Challenges to Accelerate AI-Enabled American Innovation and Leadership

本文:

(2026年2月12日付、エネルギー省(Department of Energy:DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOEは本日、人工知能(AI)を活用してイノベーションと科学的発見を加速する「ジェネシス・ミッション(Genesis Mission)」を推進するため、国家的に重要な科学技術課題26件を公表した。これらの課題は、DOEが担う発見科学、エネルギー、国家安全保障の各分野にまたがり、AIプラットフォーム、世界水準の研究施設、官民連携を活用して研究開発の進展を加速することを目的とする。

各課題は、米国民に実際的な利益をもたらす可能性を有するものとして選定された。DOEの国立研究所、産業界、学術界との連携の下で推進され、科学技術およびエネルギー分野の重要課題の解決を目指す。

主な課題例は以下のとおり。

・電力網の高度化:AIを用いて電力網の計画、接続、運用、安全性を改善し、意思決定を20~100倍高速化するとともに、電力コストと信頼性を最大10%改善する。

・原子力研究データの活用:80年におよぶ原子力研究データをデジタル化し、安全で検索可能なデータベースを構築して将来のエネルギーおよび安全保障の意思決定に活用する。

・粒子加速器の高度化:AIにより加速器を適応的かつ自律的に運用し、医療、材料、エネルギー分野における研究の進展を加速する。

・材料設計の高度化:AIを用いて性能目標に基づく材料設計を行い、材料開発期間を数十年から数か月へ短縮する。

・地下エネルギー資源の解析:AIにより地下環境をモデル化し、責任ある費用対効果の高いエネルギー開発を可能にする。

・自律型研究室の実現:実験の自動化により新薬、先端材料、次世代エネルギー技術の発見を加速する。

・先進製造の強化:AI主導システムにより研究と生産を連結し、サプライチェーンの強化、製造生産性と能力の向上、設計から生産までの期間短縮を図る。

・量子アルゴリズムの開発:AIにより量子アルゴリズム開発を加速し、エネルギー、化学、物流分野の進展を促す。

・マイクロエレクトロニクスの強化:次世代マイクロエレクトロニクスを推進し、米国の技術的優位、経済的繁栄、国家安全保障を強化する。

[DW編集局]