[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2026/02/03
抄訳記事公開日:
2026/04/03

欧州委、がん対策行動指針の改訂版を発表

Commission marks five years of Europe's Beating Cancer Plan with strengthened actions to fight cancer

本文:

(2026年2月3日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は2026年2月3日、欧州がん対策行動指針(European Code Against Cancer)の改訂版を発表した。改訂版行動指針は、がん予防に資する実践的な方法を示すもので、60人超の欧州の公衆衛生専門家による4年にわたる取り組みの成果である。この指針は科学的証拠に基づき、EUの人口構成と医療システムに適合するよう整えられている。

改訂版行動指針は、がんリスクの低減に向けたライフスタイルの選択と公衆衛生対策に強く焦点を当て、ワクチン接種、がん検診、母乳育児、アルコール摂取、いわゆる超加工食品、大気汚染などの課題を対象とする。改訂版行動指針は、欧州委員会の委託を受けて国際がん研究機関(IARC)が作成した。

がんのリスク要因は、心血管疾患などの他の非感染性疾患と共通している場合が多い。行動指針と2025年12月16日発表の「セーフ・ハーツ・プラン(Safe Hearts Plan)」は、それぞれの目標達成と欧州市民の健康支援において相互に補完し合うものである。例えば、行動指針で特定されたリスク要因に対処することで、早期の心筋梗塞や脳卒中の約80%、がん症例の約40%は予防可能であると推定されている。

「欧州がん撲滅計画 (Europe’s Beating Cancer Plan)」は5周年を迎える。本計画に基づき、欧州全域での予防、早期発見、治療、ケアの改善、およびがん患者の生活の質の向上に向けた活動に27億ユーロ超が投資されてきた。欧州委員会は現在、がん撲滅計画の下で約630の組織と協力している。本計画は、EUがんミッション(EU Cancer Mission)と連携し、生物学的プロセス、危険因子、健康の決定要因など、がん発生を左右する要因に関する理解を深め、科学的研究の強化にも資する。

[DW編集局]