[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、英国国立物理研究所(NPL)、Vallance閣外大臣
元記事公開日:
2026/03/07
抄訳記事公開日:
2026/04/08

英国、重要インフラ保護に向け高精度計時技術へ1.8億ポンド投資

Cutting-edge timing technology to protect vital services

本文:

(2026年3月7日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、英国国立物理研究所(NPL)、Vallance閣外大臣の標記発表の概要は以下のとおり)

電話ネットワークやオンラインバンキングサービスを支える、我々が日々依存している時計や計時システムは、政府による最先端の国立計時センター(National Timing Centre:NTC)への新たな投資により、これまで以上に強固に保護されることになる。
正確な時間管理は我々の日常生活の基盤であり、交通システムの円滑な運行、大切な人との連絡の維持、そして緊急サービスが迅速に現場へ到着することを可能する上で不可欠である。現在、これらはすべて、宇宙から超高精度な時刻信号を送信する全地球航法衛星システム(GNSS)に大きく依存しているが、GNSSは攻撃、妨害(ジャミング)、さらには技術的障害の影響を受けやすい。
ウクライナ戦争に関連して最近発生した事例は、衛星信号が意図的に妨害され得ることを示しており、このような妨害により民間航空機やその他の重要サービスが繰り返し影響を受けている。
NTCは今後、英国の強靭性を強化し経済を保護するため、1億8,000万ポンド規模の新規プログラムを推進する。同プログラムは、耐障害性の高いタイミング信号を無線、インターネット、光ファイバーを通じて提供するものであり、既存のシステムに障害が発生した場合には、NTCが重要なデジタルインフラを支える役割を果たす。
このファンディングはまた、精密計時分野における英国の専門能力の強化に資するものであり、大学院生や実習生に加え、将来的には博士号レベルでの人材育成の新たな機会を創出する。

[DW編集局]