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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相府投資総務庁(SGPI)
- 元記事公開日:
- 2026/06/01
- 抄訳記事公開日:
- 2026/07/03
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陸上生物多様性に特化した研究プログラム「Dynabiod」始動
- 本文:
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(2026年6月1日付、首相府投資総務庁(SGPI)の標記発表の概要は、以下のとおり)
6月1日、陸域生物多様性に特化した研究プログラム「Dynabiod」(ディナビオッド)が立ち上げられた。国立科学研究センター(CNRS)の「気候変動・生物多様性・持続可能社会プログラムセンター」(CBSD)が主導し、国立自然史博物館(MNHN)とともに共同運営する。植物や無脊椎動物が人間の活動や環境変化によって受ける影響を理解し、種(しゅ)の保全と生態系におけるその役割の恩恵を保持するため、より迅速かつ公正に行動することを目指している。
人間活動による生態系への圧力の高まりは、生物多様性の崩壊や現在の環境変動の原因となっており、失われる生物多様性やその社会への影響を理解し、予測し、その流れを反転させるためにはイノベーションが不可欠である。こうした衰退は数十年前から広く知られているが、植物や無脊椎動物に関する長期間のデータはなお不足している。自然史コレクション、市民科学、新しい観察技術、人工知能(AI)の動員は、植物、無脊椎動物とその相互作用の環境変化への応答に関する知見を質的・量的に増大させる。これにより衰退の仕組みが理解でき、地球管理の合理的な持続可能性へ政策の方向付けを支援できる。
ディナビオッドの主な利点は、以下のとおりである。
1. あらゆる種(しゅ)に通用する「プロファイル」。種多様性に関わる初のマルチモーダルな参照データ基盤を構築する。デジタルIDカードが、DNAバーコード、高精細写真、音声記録、生物学的・生態学的特徴、地理的分布データを対象種ごとにまとめる。
2. 過去から未来までのハイテク監視。自動カメラ、音響センサー、ドローン、リモートセンシング、環境DNA分析を、山岳地帯、都市・農業環境、保全地域、全国監視ネットワークの4つの「共通フィールド」に展開し、個体群、種(しゅ)等をリアルタイムで監視する。研究者に限らず市民も参加する。歴史的データを統合し、長期の時系列を再構築し、数十年にわたる客観的な軌跡の特徴付けを可能にする。
3. 決定に生かせる予測モデル。最先端の統計分析とAI、データインフラや国内のデータセンターを活用して、生物多様性に関する数十億件のデータをモデルやシナリオに変換し、将来減少する種(しゅ)、優先的に回復すべき生息地、自然や社会にとって最大の利益をもたらす農業や都市の開発の選択肢を調査する。これらの調査結果は、関係者との継続的な対話を通じて、「生物多様性国家戦略2030」や地域レベルの取り組みに直接活していく。研究に加え、ディナビオッドは国内の専門知識を結集し、参加型科学を強化し、フランスを国際的な生物多様性観測ネットワークの中心に据える。
■重点プロジェクトおよび領域横断視点
ディナビオッドは、円滑な運営を図るため4つの重点プロジェクト(Projets ciblés:PC)と5つの領域横断視点(Pôles transverses)に支えられている。
◇重点プロジェクト
PC1:種(しゅ)の同定と特定付けを目指す全国的なマルチモーダルな参照基盤の開発
PC2:過去・現在の生物多様性と相互作用の把握、現在の変化の追跡に向けた基準、手順、プロトコルの整備
PC3:生物多様性の監視・モニタリングのためのプロトコルおよび基準の導入と実施
PC4:過去・現在・将来の生物多様性の動態、応答、シナリオ◇領域横断視点
視点1:環境ゲノム
視点2:自然史の収集品所蔵
視点3:データおよび情報システム
視点4:統計とAI
視点5:技術移転 [DW編集局]