[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
経済・財務・産業・エネルギー・デジタル主権省
元記事公開日:
2026/06/18
抄訳記事公開日:
2026/07/22

政府、企業のAI導入を促す国家計画「AIチャレンジ」を強化

Entreprises : le plan national « Osez l’IA » renforcé

本文:

(2026年6月18日付、経済・財務・産業・エネルギー・デジタル主権省の標記発表の概要は、以下のとおり)

2025年7月に開始された「AIチャレンジ計画」(Plan « Osez l’IA »)は、経済の競争力を強化し、イノベーションを促進するために企業内での人工知能(AI)の利用を加速させることを目指している。目標は、2030年までに大企業の100%、中小企業(PME)、中堅企業(ETI)の80%、零細企業(TPE)の50%でAIの利用率を達成することである。

この計画がさらに新たな一歩を踏み出すことが、欧州最大のスタートアップ見本市「ビバテック(Vivatech)」にあわせて発表された。

◇「AIアンバサダー」ネットワークの拡大

「AIアンバサダー」のネットワークは、フランス本土地域の強化と海外領の統合のため、45人の新しいアンバサダーが加わって拡大している。現在合計615名のアンバサダーが20の地域と自治体にわたって13の活動分野をカバーしている。

AIアンバサダーのネットワークは、ネットワークが主催するイベントや活動を通じて企業間にAIへの認知度を高めるために役立っている。アンバサダー・ネットワークの展開から9か月の間に、これらの啓発活動はすでに3万5千社以上の企業に届いている。

身近なアンバサダーについて企業は、オンラインで公開されているリストから、自社の担当アンバサダーをすぐ確認できるほか、共有アジェンダ「AIチャレンジ」で、このネットワークが主催または紹介するイベントを閲覧することができる。

◇「AIで加速」プラットフォームの開設による利用ケースの共有

企業が自社の状況に適応したAIの利用ケースを特定し、参考にできるようにするため、フランス公共投資銀行(Bpifrance)が開発・実装した「AIで加速」プラットフォームが発表された。

オンラインで閲覧可能で、AIのあらゆる分野や企業のさまざまな機能での具体的な例を75件以上紹介し、実用的な情報や経営者からの声も掲載している。特に企業リーダーの協力により、随時新しい利用ケースが追加される。

◇支援活動「データAI診断」および「AIアクセラレーター」の実施

「チャレンジAI計画」の一環としてBpifrance 理事会は、「France 2030」計画との共同出資により、イノベーションを通じて経済の主要分野の変革を加速させることを目指し、以下の2つの支援策を実施している。

l 「AIデータ診断」は、中小企業や中堅企業が自社内でAIの可能性を特定し活用することを可能にする。専門家を招き、技術的および運用的な初期状況の把握、具体的かつ適用可能な利用ケースの特定、そして会社への付加価値に応じた優先順位付けを行う。
l 「AIアクセラレーター」では、企業向けに個別に18か月間にわたってカスタマイズされた支援が実施される。一定の基準を満たす中小企業や中堅企業が利用可能であり、AIを活用したパフォーマンスとデジタルトランスフォーメーションに関する戦略的検討を形にし、高付加価値の利用ケースを特定し、優先順位付けし、AIプロジェクトの具体的な展開を推進することを目指している。

[DW編集局]