[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2026/07/07
抄訳記事公開日:
2026/08/14

NSF、量子技術の実用化推進を目的とした「プロジェクト・トライアド」を開始

NSF launches Project Triad to advance quantum technology for real-world applications

本文:

(2026年7月7日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)による標記発表の概要は次のとおり)

NSFは本日、量子センシング、量子ネットワーク、量子コンピューティングを単一の運用システムに統合する史上初の取組み「プロジェクト・トライアド(Project Triad)」を発表した。

「プロジェクト・トライアド」は、NSFの既存の量子研究プログラム群を活用し、統合量子システムでの試験に向け、最新の知見や成果を提供する。また、これらのプログラムは次世代の量子研究者やエンジニアを育成している。以下の3つのプログラムを統合することで、量子技術を研究室から実用へ導き、安全、医療、エネルギー、製造など幅広い分野での応用を実現できる。

「NSF国立量子バーチャル研究所(NSF NQVL)」は、実験および試験用に、「プロジェクト・トライアド」の概念実証用統合量子システムを提供する。現在設計段階にあるが、NSFは資金確保を前提に、2026年12月までにいくつかのNSF NQVLプロジェクトを設計段階から実装段階へ加速させる計画である。

「NSF X-Labs」は、研究者、エンジニア、起業家からなる独立したチームであり、相互接続やフォトニクスなどの量子システムに関する特定の科学的課題を解決するため、マイルストーン達成を条件とする連邦資金獲得を目指す。これらの技術は、集積型量子システムがデバイス間で量子情報を転送する上で重要な役割を果たす。

「NSF Quantum+X」は、産業界と直接連携して統合量子技術の有望なユースケースや潜在的な応用分野を特定する。NSFは現在、NSF Quantum+Xの初期資金提供トラックの立ち上げに向け、エネルギー、金融、バイオテクノロジー、製薬などの分野にまたがるパートナーシップを積極的に模索している。

[DW編集局]