[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2026/08/17
抄訳記事公開日:
2026/09/18

NSF、科学的ブレークスルー推進へ基盤的研究に15億ドル超を拠出

NSF announces $1.5B for foundational research to drive scientific breakthroughs for American technological leadership

本文:

(2026年8月17日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)による標記発表の概要は次のとおり)

NSFは本日、科学・工学分野の基礎研究や利用志向型の探求を含む基盤的研究(Foundational research)に15億ドル超を拠出する、12件の新たな公募通知(NOFO:Notices Of Funding Opportunity)を発表した。これらの公募は、助成期間の柔軟性を高め、研究者の事務負担を軽減するものである。

本公募は、大統領府行政管理予算局(OMB)および科学技術政策局(OSTP)による共同覚書「米国イノベーションの新たな黄金時代を切り拓く:2028会計年度 政権研究開発予算の優先事項」が掲げる最重要目標を支援する。同覚書は、米国の科学技術におけるリーダーシップの礎であり続ける基盤的研究への投資を求めている。

NSFは、あらゆる研究課題を一律に扱うのではなく、研究の特性に応じてファンディングの仕組み、制度モデル、研究手法、助成期間を意識的に組み合わせるポートフォリオ型アプローチを採用する。今回のNOFOでは、野心的で変革的な研究を対象とする長期助成と、有望なアイデアを迅速に検証するための短期助成を組み合わせて支援する。

本公募は、科学的ブレークスルーを主導し、知の新たなフロンティアを切り拓く基盤的研究を支援するというNSFの中核的なミッションを推進する。NSFが基盤的研究へ投資することによって、産業界全体の技術イノベーションを支え、米国の経済競争力と国家安全保障を強化し、米国市民の生活の質を向上させる。今回の公募は、新たな分野横断を展開する大胆かつパラダイム転換をもたらすような基盤的研究や、新たな科学を可能にするためAI、先端コンピューティング、自動化を活用するプロジェクトを特に重視している。

本公募では、科学的に妥当な場合、研究者に長期的かつ野心的な研究課題に対する最長5年間の助成申請を奨励する。これにより、研究者は次の助成を確保するために漸進的な成果を生み出すのではなく、真にパラダイムを転換するような研究に集中できる。他方、NSFは、申請書の設計、助成期間、審査方法、資金提供の速度における今回の変更が、科学的成果の質と意欲を向上させるかを厳格に評価・検証する予定である。NSFは、2028会計年度研究開発予算の優先事項に関する覚書において要請された、メタサイエンス能力と自己改善型の科学事業を構築し、必要に応じてこれらの変更を長期的に拡大する計画である。

[DW編集局]