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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/01/22
- 抄訳記事公開日:
- 2015/02/02
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大学中退者に新しいチャンス
- 本文:
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今年から連邦教育研究省のプログラムJOBSTARTER plus、全国レベルで大学中途退学者の職業訓練参加を促す18の地域プロジェクトがスタートする。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
ヴァンカBMBF大臣は、「これらのプロジェクトによって、大学中途退学者と商工会議所、企業、大学とのコンタクトを仲介する。目的は、中途退学者に職業訓練教育による新しいキャリア・チャンスをもたらすことだ。中小企業にとっても、専門人材に対する需要を満たす可能性が期待されている」と語った。
JOBSTARTER plusプロジェクトは、全く新しい大学中退者の職業訓練教育や職業継続教育のモデルを開発し、検証するものであり、大学において習得された能力や知識をその活かす試みだ。プロジェクトの対象となるグループを見極め、助言、支援等によって職業教育を受けさせるようにする。
中小企業にとっては、優秀な若者を将来の専門人材、トップ人材として獲得することは特に重要である。同プロジェクトは、対象グループに関する情報を企業に提供するとともに、その関心を喚起し、企業と共にリクルート戦略を創り上げる。
BMBFはこれら18プロジェクトに約7,200万ユーロを用意し、欧州科学財団(ESF)もこの資金負担に関与している。
BMBFは、教育訓練構造に関する一連のプロジェクトで教育訓練サービス改善のための総合的なプログラムを助成している。2006年の開始以降、6ラウンドにわたり、310の地域プロジェクトを実施している。2020年までに、ESF資金を含め約1億1,000万ユーロが用意される。
[DW編集局]