[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2026/08/07
抄訳記事公開日:
2026/09/16

欧州委とSpaceRISEコンソーシアム、IRIS²の実施協定を締結

Commission accelerates IRIS² deployment with enhanced security and expanded satellites network

本文:

(2026年8月7日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会とSpaceRISEコンソーシアムは2026年8月7日、交渉を妥結し、EUの新たな主力衛星コンステレーション「IRIS²」の展開に向けた実施協定を締結した。同協定により、低軌道衛星66機が追加され、中核となる衛星コンステレーションは計348機となる。これにより同プログラムは、計画段階から本格展開へと移行する。

運用開始後、同コンステレーションは、欧州各国政府、防衛・治安部隊、欧州全域の緊急サービスに、主権が確保された安全で信頼性の高い接続サービスを提供する。

■ 計画から展開へ:2029年に向けた具体的な次のステップ

欧州委員会、欧州宇宙機関(ESA)、EU宇宙計画局(EUSPA)は、SpaceRISEコンソーシアムや欧州の産業パートナーと連携し、IRIS²の実現に必要な次のステップを定めた。これには、衛星コンステレーションの詳細設計の確定、衛星と安全な地上インフラの建設準備、打ち上げサービスの確保、2029年以降の運用可能な接続サービスの段階的展開が含まれる。

■ セキュリティと強靭性を強化するコンステレーション

変化する安全保障環境に対応するため、欧州委員会はIRIS²の能力を当初の設計よりも増強する。低軌道のうち比較的高度の高い軌道を周回する衛星66機からなる専用層を追加し、防衛、安全保障、緊急サービス向けの能力とシステム構成を一層強化する。

■ 欧州産業界、IRIS²の実現に取り組む

IRIS²は、欧州委員会、加盟国、ESA、EUSPA、欧州産業界の専門知識を結集する「チーム・ヨーロッパ」アプローチによって構築される。

■ 最も重要な局面での安全な接続の確保

IRIS²は、EU加盟国および参加国(現在はノルウェーとアイスランド)の認可を受けた政府関係者が、重要な作戦中に安全かつ継続的に通信できるようにする。緊急事態への対応、重要インフラの保護、または安全保障任務の支援のいずれにおいても、IRIS²は欧州に自律的で強靭な接続能力を提供する。

[DW編集局]