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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/01/20
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/05
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科学研究プロジェクトの審査·評価プロセスの改善
- 本文:
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2015年1月20日付の「中国科学報」ネット版は、「科学研究プロジェクトの審査・評価において、カタログ・リスト制度を実施する」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
2013年9月以来、中央組織部、中央宣伝部、科学技術部(MOST)、財政部、人力資源と社会保障部等の省庁と北京市は共同で「科学技術研究プロジェクトの審査・評価、人材評価、機構評価」メカニズムの調整に力を入れて、積極的な効果をあげた。
一、「科学技術研究プロジェクトの審査・評価、人材評価、機構評価」メカニズムの調整
関係者の紹介によると、「メカニズムの調整はイノベーション資源配置の合理化と高効率利用を促進するため、中央省庁で審査・評価する必要のないプロジェクトの審査・評価は地方政府、下位部門に委ねる。科学技術部(MOST)は農業科学技術成果プロジェクトを地元の科学技術主管部門に委ねる」とのこと。同者は、「調整の重点は各機関の科学研究、人材、機構(基地)の評価項目に対して調整する。調整の原則は評価項目の削減、一元管理、手続きを簡素化、仕事のやり方の改善である」と語った。
二、審査・評価の手続きの簡素化と時間の短縮
評価メカニズムを完備するために、以下の要点が含まれている。1.1つの提案の重複申請を避ける。
2.科学技術プロジェクトの審査メカニズムの改善。①基礎科学研究プロジェクトは、主にピアによって評価を行う。②重大なプロジェクトは、実力重視で最も優れた者を採用する。③公益性プロジェクトは、ユーザーと専門家により評価を行う。
3.多様な評価方法を探って大幅に現場の評価時間を縮減し、ビデオ発表に対するオンライン評価を設置する。
三、評価メカニズムにおけるカタログ・リスト制度の実施
1.政府の主導する評価を減らし、カタログ・リスト制度の実施することを探って、更にカタログ・リスト制度の拘束力を強化する。
2.政府は直接管理から間接管理への業務推進方式へ転換する。
3.プロジェクト管理業務を第三者の専業機構に任せる。
関連責任者は、「今後の主な任務は、国家重点研究開発計画(特別項目、基金)を結合―合併し、国家重点研究開発計画を形成する。今後、中央財政科学技術計画組織管理メカニズムの調整に従って、統一公開の科学技術計画プロジェクトの管理プラットホームを構築し、一つのプラットホームで各計画プロジェクト、各種科学技術成果の統一管理と発表という目的を達成する」と述べた。
[JST北京事務所]