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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/02/06
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/23
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王斌氏、カール·グスタフ·ロスビー賞を受賞
- 本文:
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2015年2月6日付の「中国科学報」ネット版は、「王斌氏がアメリカ気象学会カール・グスタフ・ロスビー賞を受賞した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
近日、南京情報工程大学*大気科学学院海外院長の王斌氏(アメリカハワイ大学·気象学部教授)は、国際大気科学領域の最高賞―カール・グスタフ・ロスビー賞(Carl-Gustaf Rossby Research Medal)を受賞し、改革開放以来、初の華人系研究者となった。
カール·グスタフ·ロスビー賞は1951年に設立され、「大気科学領域のノーベル賞」と言われている。これは大気科学において優れた成果をあげた個人を対象にしている賞であり、受賞者は年に1人のみである。アメリカ気象学会が王斌氏にカール・グスタフ・ロスビー賞を授与する理由として、同氏の熱帯大気力学、モンスーンの過程及びモンスーンの予測可能性の研究等における著しい貢献にあったという。
王斌氏は世界的に最も権威のあるモンスーン気候の専門家の一人と認められている。2012年から、彼の率いる研究チームは、国内で初めて大学発の次世代地球システムモデル(Earth System Model、ESM)-南京情報工程大学地球システムモデルを開発した。今後数年、中国人科学者は同システムを利用して、中長期的な重大な天気·気候事件及び気候·環境変化の予測を行っている。
*Nanjing University of Information Science & Technology
[JST北京事務所]