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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/02/07
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/25
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2017年に中国産業用ロボットの保有台数が世界一になる見込み
- 本文:
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2015年2月7日付の「中国科学報」ネット版は、「2017年に中国産業用ロボットの保有台数が世界一になる見込みである」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
国際ロボット連盟(International of Robotics、IFR)は2月5日に、中国産業用ロボット保有台数が2017年に世界一になるという予測を発表した。その主な原因は、現在、中国は自動車産業と電子機器産業において、自動化生産を推進しているからである。
現在、産業用ロボットの貿易額は全世界で95億ドルに達し、関連ソフトウェア、周辺設備を加えると290億ドルの巨大な市場規模になる。
中国はすでに世界最大の産業用ロボット市場である。一方、産業用ロボットの普及率はまだ低い。製造業において労働者の1万人当たりのロボット台数では、中国はわずか30台にすぎず、韓国の437台、日本の323台、ドイツの282台、アメリカの152台に比べて遙かに低い。
今では、中国ロボット市場の最大のユーザは自動車産業であり、40%のシェアを占めている。中国としては世界最大の自動車市場であるのみならず、世界最大の自動車製造拠点でもある。IFRの予測によると、今後、中国人労働者の賃金コストの上昇に伴い、中国のロボットの導入が加速され、2017年までには42.8万台に達する見込みである。
[JST北京事務所]