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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 報道センター
- 元記事公開日:
- 2015/02/13
- 抄訳記事公開日:
- 2015/03/11
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欧州委員会、新しい13の”ERA Chairs”を選定:欧州内のイノベーション格差を埋める試み
Thirteen new 'ERA Chairs' to increase research excellence across EU
- 本文:
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欧州委員会は、2015年2月13日標題のニュースを発表した。以下にその概要を紹介する。
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欧州委員会は、研究イノベーションの成果の発揮が十分でない欧州諸国にある13の大学・技術研究所・民間組織等が研究能力を高めるためにEUから”ERA Chairs”の認定を受けて、それぞれ最大250万ユーロの助成金を受け取ることを発表した。今回のHorizon2020プログラムからの助成金によって、これらの研究組織は、優秀な研究者を呼び寄せ、”欧州研究圏”(European Research Area:ERA)内の他の中核的研究機関に匹敵できるようになるだろう。この狙いは、どんな潜在能力も置き去りにしないことによって、欧州のイノベーション格差を埋めることだ。
研究・科学・イノベーション担当欧州委員Moedas氏は、「欧州の研究を世界一にするために、我々は欧州の全ての地域の潜在的な可能性を引き出す必要があります。我々は、新しいERA chairの枠組みを使って、将来性のある地域に優秀な研究者を集め、中核研究拠点としてのそれらの地位を強化できるよう後押ししていきます。」と語った。
すでに11のERA Chairsが、第7次研究枠組み計画(FP7)の下で試験的に助成を受けてきた。今回の新たに発表された13のERA Chairsは、エストニア、クロアチア、キプロス、ポーランド、ポルトガル、ルーマニアに設置される予定だ。なお、本件には88件の応募があった。
ERA Chairsに採用されると、その組織とチームは、太陽熱エネルギー、超分子化学、臨床ゲノム研究、研究イノベーションなどの幅広い科学分野の研究に着手することになる。
<背景>
・”ERA Chairs” とは、欧州における研究イノベーションの潜在的可能性を引き出すための重要な取り組みの一つである。対象となる国は、2004年以降に加盟したEU加盟国、ポルトガル・ルクセンブルク、Horizon2020プログラムに連携している非EU加盟国など、全部で15カ国である。
・Horizon 2020プログラムによる第1回ERA Chairs公募は、2013年12月11日にスタートし、予算額は3,360万ユーロであった。
・Horizon 2020プログラムでは、研究成果の低い加盟国の参加を拡大する取り組みにも予算が割かれている。こうした取り組みには、”ERA Chairs”に加えて、”Teaming” (“チーム編成”:新しい中核的研究機関)や”Twinning” (“対にする”:スタッフ交換や専門家のアドバイス・支援を含む研究所間のネットワーク構築)の方法がある。<関連記事>
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http://crds.jst.go.jp/dw/20150226/201502264781/ [DW編集局]