国際女性デーにあたり、高度な資格を保有する女性移民の資格認定改善プロジェクトがスタートする。これに関して連邦教育研究省（BMBF）は概略下記のような報道発表を行った。

ヴァンカBMBF大臣は、女性移民の資格認定を改善し、適正な職業の機会を提供するよう呼びかけ、「移民というだけで有する高い資格を無駄にしている女性をドイツで積極的に活用すべきである。その資格水準に応じた職を得られるように配慮しなければならない」と語り、「ドイツを新しい故郷とした人々も、アカデミア、産業界にとって財産である」と続けた。

ドイツで移民のステータスを有する高資格女性の受け入れを改善し、各職種に適切に受け入れていくため、BMBFは国際女性デーを機にプロジェクトIMAGEをスタートさせる。企業との対話や研究界、経済界、政界、NPOなど関係者のネットワーク強化を通じ、高資格移民女性のドイツ労働市場でのチャンスを向上させようとするもの。

連邦政府は外国人専門人材のドイツ労働市場への参入を支援し、資格に応じた雇用を容易にするよう支援している。また連邦及び州の女性教授プログラムMINT、職業における助成協定、ガールズ・デーなどの催しを通じてBMBFは教育と研究における機会均等を推進している。これらのプログラムや助成策等も同じく高資格移民女性の状況改善を目指している。

[DW編集局]