[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス連邦参事会
元記事公開日:
2015/02/27
抄訳記事公開日:
2015/04/01

2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減

Switzerland targets 50% reduction in greenhouse gas emissions by 2030

本文:

スイス連邦参事会の2015年2月27日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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スイス連邦参事会は2015年2月27日、スイスが2030年までに温室効果ガス排出量を1990年比で50%削減する目標を発表した。この削減量のうち少なくとも30%は、スイスの自国内で達成しなければならず、残りは海外で実施されるプロジェクトを通じて実現するとしている。この目標は、リマで開かれた気候変動会議の交渉権限の一部として2014年11月に連邦参事会によって承認され、公表に至ったもの。スイスは、50%の排出量削減に対する取組みを、気候変動に関する国際連合枠組条約に対して告知する予定。

2020年から2030年にかけてのスイスの目標は、現在から今世紀末までの温度上昇を2度未満に抑えるという気候変動専門家が定めた道筋とも合致している。

国レベルでは、2016年半ばにCO2法(CO2 Act)の改訂草案が提出され、協議されることになっている。

[JSTパリ事務所]