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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2015/03/04
- 抄訳記事公開日:
- 2015/04/03
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永久磁石に代わるクリティカルな原材料
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2015年3月4日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===クリティカルな原材料、特に永久磁石に代わる代替原材料を探すための3プロジェクトがEUにより決定された。去る2月、CRM_INNONETが主催した「不可欠な原材料の代替物イノベーション・ネットワーク第3回戦略ワークショップ」では、EUから資金提供を受ける3つのプロジェクト(VENUS、ROMEO、REFREEPERMAG)の代表がそれぞれの活動と目的について発表を行った。
VENUSプロジェクトは、永久磁石の使用量が少ない、レアアースとは異なる材料を使用する、もしくは磁石を全く使用しない電気機器の設計を目的としている。
ROMEOプロジェクトでは、再生可能エネルギー部門において永久磁石に必要なレアアースの量を大幅に削減し、レアアースを使用した永久磁石を新たな磁性体に完全に置き換えることに重点を置く。
REFREEPERMAGプロジェクトの革新的な側面として、鉄・コバルトをベースにした合金のコンビナトリアル・モデリング、コンビナトリアル合成および性質解明、焼結磁石の新たな締固め技術等が挙げられる。
[JSTパリ事務所]