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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/03/18
- 抄訳記事公開日:
- 2015/05/07
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農業部は遺伝子組み換え作物の測定試薬を推奨
- 本文:
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2015年3月18日付の「中国科学報」ネット版は、「中国農業部は、遺伝子組み換え作物の測定試薬を推奨する」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国農業部はこのほど、「2015年農業遺伝子組み換え作物安全監督管理業務案」を発表し、「試薬などの簡易な検査·測定方法により、コストを削減し、モニタリングの範囲を拡大する」と提案した。中国農業科学院油料作物研究所が開発した遺伝子組み換え試薬は、農業部の推薦を受け手、優先的使用の製品となる。
中国農業部は、初の遺伝子組み換え簡易検査·測定製品の募集、測定·検証の実験を行った。同研究所の「Cry1Ab/Cry1Ac 簡易検査・測定試薬」は、14分以内に40件の異なるイネ・トウモロコシのサンプルをすべて正確に判別することができた。同製品は全てのテスト対象のうち、検査・測定のスピードが一番速く、かつ100%正確であった。同試試薬のコストは輸入品の約4割で、感度等の性能は世界の有名企業の製品に匹敵する。
同試験紙は大量の実験を経て研磨精米を測定する数少ない試薬の一つである。また同試験紙はトウモロコシの澱粉や糊精(デキストリン)、イネのタンパク質等加工製品の検査·測定にも良好な効果があるという。
[JST北京事務所]