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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/03/28
- 抄訳記事公開日:
- 2015/05/20
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中国の科学技術ファンディングシステムが外資系企業に向けて更にオープンに
- 本文:
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2015年3月28日付の「中国科学報」ネット版は、「中国の科学技術ファンディングシステムが外資系企業に向けて更にオープンに」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
3月27日、国務院新聞弁公室は政策定例ブリーフィングを開き、中国国家発展改革委員会/ハイテク産業司の綦成元司長は、「基礎研究においても、応用研究においても中国の科学技術ファンドには、外資系企業の参与を歓迎·支持し、今後、科学技術ファンディングシステムにおけるオープン化を更に進めていく」と表明した。
このほど、国務院は、「体制改革を深化させ、イノベーション駆動発展戦略の実施に関する若干意見(実施策)」(以下、「意見」という)を公表した。「意見」によると、中国は今後、ハイレベルの科学技術新体制を構築し、科学技術ファンディングシステムのオープン化を更に推進する。中国は企業によるイノベーションのみならず、中国の外資系企業のイノベーションもサポートする。
イノベーションのオープン化の具体的な措置について、「意見」では「外資研究開発センターが高付加価値、且つオリジナル研究開発活動を誘導するとともに、国際的に有名な科学研究機関が中国科学研究センターを共同設立するように誘致する」とのこと。
綦成元司長は、「科学研究の各分野において、我々は環境を整え続け、中国の企業と研究機関の国際共同研究ファンディングへの参与を推進し、外資系企業の中国科学技術ファンディングへの参与を奨励·誘導する。次は、各部門が『意見』の指示に従い、関連実施細則を制定する。
[JST北京事務所]