[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2015/03/23
抄訳記事公開日:
2015/05/14

NIH、医療技術の迅速な開発を支援する助成対象ハブを選抜

NIH selects awardees to help speed development of health technologies

本文:

2015年3月23日付けの国立衛生研究所(NIH)による発表の概要は以下のとおりである。

NIHは患者の医療向上、健康増進を目的として、新たな医薬、装置、診断法など、生物医学における基礎研究の発見の実用的な製品への橋渡しを迅速化を支援するため、新たに概念実証ハブ3箇所を選抜した。これらのハブは、NIHが支援する「研究評価・実用化ハブ(REACH)」プログラムの一環で、3年間に9百万ドルの資金支援を受ける。

REACHは、NIHの国立心肺血液研究所(NHLBI)が創設した「NIHイノベーション促進センター(NCAI)」と称するイニシアティブを基盤としている。これらのセンターは独特の官民協力により、研究・実用化能力を特定してイノベーションを展開する方法を変革することを目的とする。そのための作業では、産業界方式のプロジェクト管理を用いて技術の立ち上げを狙う。REACHが加わることで、NIHは6箇所のセンターおよびハブからなる全米ネットワークを形成することになり、学術界のイノベーションを医療向上に役立つ製品に転換するための成功事例展開を狙う。

上記ハブでは、ビジネスの開発事例と同じ方法でNIHの任務にある疾病に対処する治療法、予防法、診断法、装置、器具の開発を促進する。各ハブでは予備調査にファンディングを行い、早期技術開発に必要な専門情報への総合的なアクセスを提供する。また能力開発や事業環境の実地体験も用意する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]