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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/06/17
- 抄訳記事公開日:
- 2015/07/15
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中国人学者二人が超伝導研究の国際的な賞であるBernd T. Matthias Prizeを受賞
- 本文:
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2015年6月17日付の「中国科学報」ネット版は、「中国人研究者である陳仙輝、趙忠賢氏が超伝導研究の国際的な賞であるBernd T. Matthias Prizeを受賞した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国科学技術大学の陳仙輝教授、中国科学院物理研究所の趙忠賢研究員が同賞を受賞し、初の中国大陸研究者の受賞者となる。受賞式は、8月24日にスイスで行われる予定。
Bernd T. Matthias Prizeはアメリカの超伝導物理学者Bernd Theodor Matthias氏を記念し、1989年に創設された。同賞は超伝導分野で顕著な業績をあげた研究者に対して授与されるもので,3年毎に開催される当該分野の最大規模の会議―超伝導物質及びメカニズムに関する国際会議(International Conference on Materials and Mechanisms of Superconductivity,M2S)で授賞式と受賞記念講演が行われる。
同賞の受賞者には、アメリカ国家技術賞の受賞者である朱経武教授、ドイツのFrank Steglich氏(重フェルミオン超伝導体の発見者)、日本の秋光純教授(ニホウ化マグネシウム「MgB2」超伝導の発見)、細野秀雄教授(鉄系超伝導物質の発見)等がいる。
[JST北京事務所]